なめしによる分類
タンニンなめし革
植物由来のタンニン酸(ミモザ・ケブラチョ・オーク等)を用いて革をなめす伝統手法です。完成までに数週間〜数ヶ月かかりますが、深みのある経年変化(飴色化)が魅力。芯まで染み込ませる革は耐久性も高く、何十年と使われる事例もあります。
クロムなめし革
硫酸クロム塩でなめす近代的手法。1日〜数日で仕上がるため大量生産に向き、柔らかく発色も良い。耐水性も比較的高い。世界の革製品の8割以上がクロムなめしです。
産地・タンナー別
| タンナー / 産地 | 特徴 | 得意な用途 |
|---|---|---|
| 栃木レザー | 日本の老舗タンニンなめしタンナー | 経年変化を楽しむ財布・小物 |
| 姫路レザー | 日本最大の革産地(兵庫県) | 幅広い用途・量産対応 |
| イタリアン(バケッタ系) | オイル含有量多・ツヤ感 | 高級バッグ・小物 |
| イングリッシュ(ブライドル) | 重厚・ロウ仕上げ | 馬具系・ベルト・財布 |
| フレンチ(アノネー、デギュ) | 繊細・上品 | ハイブランド向け |
| 北米産 | 大判・力強い質感 | バッグ・大物 |
原皮種類
- 牛革:最も一般的。ステア(去勢牛)・キップ(若牛)・カーフ(仔牛)
- 羊革:軽くて柔らかい。手袋・小物に
- 豚革:丈夫で表面に小さな点(毛穴)
- 馬革:強靭で薄い。ライダースに
- エキゾチック:クロコダイル・パイソン・オーストリッチ等
よくあるご質問
タンニンなめしとクロムなめしの違いは何ですか?
タンニンなめしは植物由来のタンニン酸(ミモザ・ケブラチョ・オーク等)を用いる伝統手法で、完成まで数週間〜数ヶ月かかりますが、深みのある経年変化と高い耐久性が魅力です。クロムなめしは硫酸クロム塩を使う近代的手法で、1日〜数日で仕上がり、柔らかく発色もよく耐水性も比較的高いのが特徴です。
経年変化(エイジング)を楽しみたい場合はどの革を選べばよいですか?
タンニンなめし革です。使い込むほどに飴色へ変化していく深みが魅力で、芯まで染み込ませた革は耐久性も高く、何十年と使われる事例もあります。
栃木レザーとブライドルレザーの違いは何ですか?
栃木レザーは日本の老舗タンナーによるタンニンなめし革で、経年変化を楽しむ財布・小物に向いています。ブライドルレザーは英国発祥(イングリッシュ)の重厚なロウ仕上げの革で、馬具系・ベルト・財布に向いています。
牛革のステア・キップ・カーフはどう違いますか?
ステアは去勢された雄牛の革で最も流通量が多く、キップは若い牛の革でステアより薄く繊細、カーフは生後6ヶ月以内の仔牛の革で最高級素材の一つです。
世界で最も多く使われている革はどれですか?
クロムなめし革です。世界の革製品の8割以上がクロムなめしとされています。大量生産に向き、柔軟性・発色・耐水性に優れています。